今回ご相談いただいたのは、お父様から相続された山林についてでした。
この山林は、お祖父様からお父様へ、そしてお父様から息子様へと、2代にわたって相続されてきた不動産でした。
売主様は子どもの頃に行った記憶がある程度で、詳しい場所や現地の状況を把握されていませんでした。
また、近年は周辺道路の整備も進み、当時の記憶とは大きく環境が変わっていたため、所有されている山林のイメージも持ちにくい状況でした。
お母様はご健在でしたが、将来的なことを考えると管理や維持が難しいと感じられ、「子どもたちに負担を残したくない」という思いから売却を検討されていました。
そんな中、弊社からのダイレクトメールがきっかけとなりご相談をいただき、お母様にもご協力いただきながら親族の皆様と話し合いを進め、売却へとつながった事例です。
相続した山林のご相談で多いのが、
・場所がよく分からない
・境界が分からない
・現地に行ったことがほとんどない
・売却方法が分からない
というお悩みです。
特に山林は祖父母や父母から代々相続されているケースが多く、実際に相続された方が現地を確認したことがないというお話も少なくありません。
「誰に相談したらよいか分からない」 「売れるかどうかも分からない」という理由から、そのまま所有し続けている方も多いように感じます。
今回のケースでも、まずは現地確認や資料調査を行い、売却できる可能性を整理したうえで販売活動を開始しました。
売主様は当初、「本当に売れるのだろうか」という不安を強く持たれていました。
山林内には残置物もあり、現状のままで引き渡しを受け入れてくれる買主が見つかるのか心配されていたそうです。
また、すぐに購入希望者が現れるとは考えておらず、長期間かかることも覚悟されていました。
しかし、予想よりも早い段階で購入希望者が見つかり、無事に売却が成立したことで、大変喜んでいただくことができました。
相続不動産と一言でいっても、戸建て・土地・山林・農地など種類によって状況は大きく異なります。
ただ共通して言えるのは、悩みを一人で抱え込まないことが大切だということです。
最近ではAIを活用して情報収集することもできますし、不動産会社へ相談してみるのも一つの方法です。
相談したからといって必ず売却しなければならないわけではありません。
まずは現状を把握し、どのような選択肢があるのかを知ることが、今後の方向性を考える第一歩になるのではないかと思います。